この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ

人生で一番幸せな買い物ってゼクシィじゃない???

家に籠り、エアロビクスを愛でる

みんな元気?ちゃんとコロナでうんざりしてる?私はコロナで友達にも先輩にも彼氏にも会えず泣きそうだよ。

 

今日はみんなに、コロナでうんざりしたときに観てもらいたい動画を紹介しようと思う。ずばり、30年ほど前のアメリカのエアロビクスの動画。

 

出会いは私が外出禁止で発狂しながら驚異の速度でSNSを更新していた時のこと。(分かっていると思うがこの場合の更新は閲覧履歴の更新であって私自身の投稿の更新ではない。)

 

テラスハウスに住んでいる人のSNSは毎日のようにチェックしていた私の目に、バスケットボールの田渡凌選手のエアロビチャレンジの動画が飛び込んできた。

 

動画は真顔の田渡選手が軽快な音楽に合わせてキレッキレのエアロビクスを披露するという恐らくシュールな笑いを狙ったものであり、私は終始ぴったりとしたズボンで裸の時よりも目立っているのではないかという股間に釘付けだった。

話を戻そう。わたしはこの動画にはまってしまい、何回も繰り返し再生した。そのうち、この動画の元ネタを知りたくなった。そしてYouTubeでエアロビクスと検索すると、元ネタであろう番組を秒で見つけることができた。

 

そこから先、私は来る日も来る日も自分が生まれる前のアメリカで撮影されたエアロビクスの動画を眺めている。はたから見たら狂人だろう。だって自分はベッドに寝っ転がりながら指一本動かさずに笑顔で踊り狂う男女を凝視しているのだから。

 

地獄への道連れは一人でも多いほうがいいのでここでエアロビクスのいいところを挙げていこうと思う。私が「自分が幸せになるよりも今幸せな人が自分と同じレベルに落ちてくるほうに幸せを感じるタイプ」だということはみんなご存じだよね?

私はセクシーなダンスが苦手だ。特に男女とも股間を強調したり腰をくねくねしたりするダンスは目のやり場に困る。一方、チアリーディングやテーマパークのパレードなどのダンスは性的な表現が少ないため安心して見ていられる。エアロビクスも踊り手から性を感じないのだ。エアロビクスは男女ともに水着のようなウェアを着用し、女性に至ってはかなりのハイレグの人もいて、見方によってはかなり性的に見える。しかしそれを一切感じないのだ。分からない。なぜこんなに彼らから性を感じないのか。おそらく、エアロビクスがスポーツの一種であるから、というのが理由の一種であると思うのだが、本当のところは私にもまだわからない。しかし、田渡選手から感じられた強烈な性の香りは、30年前の彼らからは感じられないのだ。

 

また、理由の一つに彼らがずっと笑顔なのが挙げられる。画面の向こうの彼らは激しい運動をしているにもかかわらず、変わらず私に笑顔を向けてくれる。そして肉体を動かす喜び、仲間と同じ動きをすることで得られる一体感を我々に疑似体験させてくれる。30年前の彼らは、私たちがコロナに苦しんでいるなんて全然知らない。だけど時を超え、国境を超え、「負けないで!!!」って笑顔で私たちにエールを送ってくれる。私たちは彼らから人間賛歌と生きることの希望を感じる。もう書いてて泣きそうだよ情緒不安定なのかな…

 

私はエアロビクスに関しては全く知らない。無知である。だから、本当に見たままのことを書いている。あんまりエアロビのいいところも伝わんなかったかもしれない。でも、こんな文章を読んでもしエアロビを気になったら、そしてもし、コロナで気が滅入ってきてしまったらぜひこのエアロビクス動画を見てほしい。30年の時を超えて、彼らは私たちに語りかけてくれる。生きる喜び、そしてコロナに負けない明るい心を。

 

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