この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ

人生で一番幸せな買い物ってゼクシィじゃない???

シュレディンガーの彼氏

皆様ご無沙汰であります。もう師走も終わり、年末であります。バイト先もめったに無い多忙を極めており、個人的には年末に本気を出してくる国民の購買意欲に対して殺意に近いものを抱いております。お前らその購買意欲もうちっと分散させろや。

 

本日は「シュレディンガーの彼氏」と題しまして、妄想彼氏を科学していきたいと思います。

 

シュレディンガーと言えば「シュレディンガー方程式」でおなじみですが一般的には波動方程式と言われるものでして、まあ原子の状態とかを現しているのですが難しいことは置いておいて・・・

あまり科学になじみのない人にも「シュレディンガーの猫」なら耳になじみのある人も多いのではないでしょうか。ざっくり説明すると、箱の中の猫は生きているか死んでいるかわからないので開ける前は生きている確率:死んでいる確率は50:50ですが、箱を開けて観測者がその生死を確認した瞬間、その確率が100:0か0:100に固定されることを言います。まあちょっと間違ってるかもしれないけどそれは専門外だしブログだから許してほしい。本題はそこじゃないし。

 

大切なのは「告白して断られるまでどんなイケメンでもシュレディンガーの彼氏として成り立つ」というとんでもない仮説が爆誕したということです。

 

もちろん一度告白して振られてもめげずにアタックし続けて無事結ばれるという可能性もゼロではないがここでは0として扱います。

 

この仮説が正しいと世界中のどんなイケメンでも私の彼氏になってくれる可能性はすべて50%ということになります。私の場合確認した瞬間0%になるとか思ったそこのお前、夜道に気をつけろよ。

 

そうなんです。この仮説の恐ろしいところは「確認した瞬間に0になる」という点です。意味が分からない。なんで世の中はこんなに厳しいのか。もしかすると本当の彼氏(100%)になってくれるかもしれないけどかなりの確率で非彼氏(0%)になってしまう。そんなギャンブルするくらいなら彼氏(仮)(50%)の方が絶対にいい。そんなギャンブル乗れない。図らずともどっかの乙女ゲーみたいな呼び名になってしまったが許してほしい。

 

高校の頃、確率の勉強で「期待値」というものを勉強したのを覚えているだろうか。この場合、告白して確率を固定するやり方は私にとって非常に期待値が小さい。皆さんお察しの通り、この場合可愛くてモテる子の方が圧倒的に期待値が大きくなる。これはいただけない。生きる希望が無くなってしまう。だから私は全世界のイケメンを「シュレディンガーの彼氏」として仮定し、彼氏はいないがもしかしたらイケメンが彼氏になるかもしれないという可能性を秘めている大して悲しくもない日常をヘラヘラと送っているのだ。

 

傷つかない代わりに与えられる愛も喜びも何もないが、私は特に変わろうともせずそろそろ終わりを迎える20代前半を無為に過ごしている。

 

願わくばシュレディンガーの彼氏(イケメン)が自ら確率を明かしに来て(告白)無事彼氏(100%)(イケメン)になってくれると最高だが世の中そううまくはいかないことは私が一番よく分かっている。

 

皆様もう寒さも底をつきかけております。風邪などひかないよう、ご自愛ください。